xunです(^^♪ 今回の健康まめ知識は、喫煙と健康についてを取り上げます。
《喫煙と健康》
2002年に「健康増進法」が施行されてから禁煙区域や禁煙場所が増えて、タバコを吸う人も減って来たようにも思います。
タバコが健康予防に及ぼす影響には…
(1)タバコの煙に含まれる成分
⚫一酸化炭素∶血液が酸素を運ぶのを妨げます。酸素と比較して200〜300倍も酸素中のヘモグロビンと結合する為です。
⚫タール∶肺の機能を阻害。発がん性物質を含みます。
⚫ニコチン∶血管を収縮して血流を阻害し、心臓に負担をかけ、依存症になる為、タバコをやめにくくなります。
⚫発がん性物質∶タバコにはタール以外に100種類以上の発がん性物質が含まれています。
(2)主流煙と副流煙
タバコの煙には本人が吸い込む主流煙と火の着いたところから出る副流煙があり、主流煙より副流煙の方が有害な物質を多く含んでいます。
主流煙と比較して副流煙には、タールが3.4倍、一酸化炭素は4.7倍、ニコチンは2.8倍にもなります。
※ヘビースモーカーの夫を持つ妻のガン発生率が高い事が判っています。
(3)タバコと寿命
タバコを吸う人と吸わない人を同年代で比較すると、死亡する危険度が2倍高いのですが、禁煙後10年〜15年経過するとほぼ同じレベルまで危険度は低くなります。
(4)タバコと心臓病
タバコは動脈硬化を促進してしまうので狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患の要因となり、喫煙する人は、しない人の5倍にもなります。
※禁煙後5年で虚血性心疾患による死亡危険度は2倍にまで低下します。
(5)タバコと脳血管疾患
タバコは脳出血や脳梗塞などの脳動脈硬化疾患の発生率も増加させます。しかし、禁煙後5年〜9年で吸わない人と同レベルまで危険度は下ります。
(6)タバコと癌
癌全体の約30%は喫煙が原因と言われてます。
1日20本以上の喫煙者は吸わない人と比べて胃がん死亡率が1.8倍高いと報告されています。
自分自身にも周りの非喫煙者にも健康被害を及ぼす危険が潜んでいるタバコだから「禁煙外来」などの禁煙プログラムを積極的に活用して1日でも早く、「健康寿命」を伸ばしましょう!
※次回は、アルコールについてを予定しております。