xunです(^^)v
本日からの健康まめ知識は数回にわたり『生活習慣病』につながるまめ知識です。
少し前まで『成人病』と言う言葉で広く認知されてましたが、子供の間にも食事の欧米化や不規則な生活環境が影響して大人と同じように病気を患ってしまうようになった事が、「単に大人がかかるのでは無い!」と周知する為、「老若男女にかかわらず生活習慣の乱れから来る病気」として変更されたようです。
では『生活習慣病』を取り上げる前に生活習慣病につながる↘肥満↙について取り上げます。
『肥満の基礎知識』
肥満は、身長あたりの体格指数(BMI:body mass index)=体重(Kg)/身長(m)×身長(m)で判定します。
低体重 BMI指数 18.5未満
普通体重 18.5以上 25.0未満
肥満(1度) 25.0以上 30.0未満
肥満(2度) 30.0以上 35.0未満
肥満(3度) 35.5以上 40.0未満
肥満(4度) 40.0以上
BMI≧25.0の肥満度1度以上に該当する人は、男性28.6%、女性20.6%にものぼり、年々増加してます。
✨血液検査等で異常がなく、慢性的にヒザや腰が痛い等の整形外科疾患などが無い肥満の人は、ただの「太っている人」ですが、血圧が高い、コレステロール値や血糖値が高いなどの健康障害が出てきて減量の必要性がある時は、「肥満症」という診断がつきます。
【肥満に起因ないし、関連し、減量を要する健康障害】
①2型糖尿病・耐糖能障害
②脂質代謝異常
③高血圧
⑧脂肪肝
⑨整形外科的疾患:変形性関節症・腰椎症
⑩月経異常
【肥満の原因】
(1)食事のとりすぎ
最大の原因で、動物性脂質のとりすぎなど、食事の欧米化、ファストフード、糖分入りの飲料やお菓子の摂取で「摂取エネルギーが消費エネルギーより過剰」になり消費されない過剰なエネルギーが脂肪として蓄積されます。
(2)食習慣
早食い、まとめ食い、夜食・間食の習慣が肥満と大いに関係が有ると言われてます。
(3)運動不足
身体活動量の低下が、筋肉量と基礎代謝量の減少を招いて脂肪を蓄積しやすくなります。
(4)遺伝性肥満
肥満遺伝子の作用もあるといわれますが、肥満になりやすい家庭環境も大きく影響しています。
(5)二次性肥満(症候性ひまん)
何らかの病気や薬物の影響で肥満になることを二次性肥満と言います。
【肥満の予防・解消】
①1日の消費エネルギーを知り、食事量を調整。自身の日常生活で消費する消費エネルギー量を把握して食事の利用を調整するのが大事です。
②1日3食、出来るだけ均等にする。
食事回数を少なくして一回にまとめて食べるとエネルギーが吸収されやすく、脂肪が蓄積されやすくなります。
③良く噛み、ゆっくり食事をする。ゆっくり食事する事により、食事誘発性熱産生が高くなり消費するエネルギー量が多くなります。
⑤遅い順時間の食事はなるべくしない。
「食事誘発性熱産生」は朝食後が一番多く、夜遅くともになればなるほどすくなくなります。
⑥間食や嗜好飲料(特に糖分の多い飲物)は出来るだけ少なくしましょう。
⑦カラダを動かす習慣をつける。
運動不足になると、身体筋肉量化減少し、基礎代謝が低下するので1日の消費エネルギーも減ってしまい、同じ食事でもエネルギーが余り「体脂肪」蓄積につながります。
次回は続きで、健康維持や肥満解消の為の目安になるエネルギー及び各栄養素の摂取量のまめ知識を予定しております(^^)v