DFSP闘病で人生前向き❢

隆起性皮膚線維肉腫罹患から再起への選択

Vol.227 xunの健康まめ知識〜いまさらだけど〜拾四の巻

ご訪問有り難うございますm(_ _;)m

xunの健康まめ知識、今回は【脂質異常症】についてです。



f:id:xun-dfsp:20200201095020j:image

脂質異常症

[1]脂質異常症とは…

LDLコレステロールまたはトリグリセリド(TG)のいづれか一つ又は両方の数値が上昇、またはHDLコレステロールが低下した状態

👉コレステロールの中で一般的にLDLは悪玉コレステロールHDLコレステロールは善玉コレステロールと呼ばれています。

[2]・高LDL 140mg/dl以上

          ・高TG   150mg/dl以上

    ・低HDL     40mg/dl未満

[3]分類

・Ⅰ型…発生頻度は稀。トリグリセリドの著しい増加。動脈硬化の危険性は少ない。

・Ⅱa型…高LDL血症、コレステロールが増加。発生率は高め。

・Ⅱb型…高LDL・VLDL血症、コレステロール及びトリグリセリドともに増加。発生率は高い。

・Ⅲ型…コレステロール及びトリグリセリドともに同程度増加。発生率は低い。

・Ⅳ型…高VLDL血症、大半はVLDLの合成亢進。コレステロールは正常または増加。トリグリセリドは増加、発生率は高い。

・Ⅴ型…発生頻度は極めて稀。

✷VLDL…超低比重リポタンパク

[4]脂質異常症と合併症

・粥状動脈硬化症…アテローム動脈硬化症とも言う。

・黄色腫…高LDL血症、コレステロールが増加。発生率は高い

・膵炎…トリグリセリドが1000mg程/dl以上で発症しやすい

脂肪肝…アルコール、糖質過剰、エネルギー過剰

・糖尿病…脂質異常症では耐糖能障害を多くは伴う

痛風…多くは肥満、低HDL血症を合併する

・肥満…糖の代謝が悪くなり、血中インスリンが増加、トリグリセリドの高値を伴う脂質異常症が多い

[5]食事療法

脂質異常症の治療の基本は食事療法で、最も重要な事はエネルギーの適正化です。

Ⅱa型…エネルギー制限(25〜30kcal/kg)コレステロールの摂取は1日300mg以下に抑える

Ⅱb型…Ⅱa型に加えて糖質の制限とアルコールの制限を行う

Ⅳ型…Ⅱb型に準じて低糖質食でアルコールの禁止

脂質異常症の薬剤】

a HMG-CoA還元酵素阻害薬

b プロブコール

c 陰イオン交換樹脂

d クロフィブラート系

e ニコチン酸

f イコサペンタエン酸エチル

☝️薬剤による副作用はまたの機会にm(_ _;)m