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xunの健康まめ知識、今回は【脂質異常症】についてです。
【脂質異常症】
[1]脂質異常症とは…
LDLコレステロールまたはトリグリセリド(TG)のいづれか一つ又は両方の数値が上昇、またはHDLコレステロールが低下した状態
👉コレステロールの中で一般的にLDLは悪玉コレステロール、HDLコレステロールは善玉コレステロールと呼ばれています。
[2]・高LDL 140mg/dl以上
・高TG 150mg/dl以上
・低HDL 40mg/dl未満
[3]分類
・Ⅰ型…発生頻度は稀。トリグリセリドの著しい増加。動脈硬化の危険性は少ない。
・Ⅱa型…高LDL血症、コレステロールが増加。発生率は高め。
・Ⅱb型…高LDL・VLDL血症、コレステロール及びトリグリセリドともに増加。発生率は高い。
・Ⅲ型…コレステロール及びトリグリセリドともに同程度増加。発生率は低い。
・Ⅳ型…高VLDL血症、大半はVLDLの合成亢進。コレステロールは正常または増加。トリグリセリドは増加、発生率は高い。
・Ⅴ型…発生頻度は極めて稀。
✷VLDL…超低比重リポタンパク
[4]脂質異常症と合併症
・黄色腫…高LDL血症、コレステロールが増加。発生率は高い
・膵炎…トリグリセリドが1000mg程/dl以上で発症しやすい
・脂肪肝…アルコール、糖質過剰、エネルギー過剰
・糖尿病…脂質異常症では耐糖能障害を多くは伴う
・痛風…多くは肥満、低HDL血症を合併する
・肥満…糖の代謝が悪くなり、血中インスリンが増加、トリグリセリドの高値を伴う脂質異常症が多い
[5]食事療法
脂質異常症の治療の基本は食事療法で、最も重要な事はエネルギーの適正化です。
Ⅱa型…エネルギー制限(25〜30kcal/kg)コレステロールの摂取は1日300mg以下に抑える
Ⅱb型…Ⅱa型に加えて糖質の制限とアルコールの制限を行う
Ⅳ型…Ⅱb型に準じて低糖質食でアルコールの禁止
【脂質異常症の薬剤】
a HMG-CoA還元酵素阻害薬
b プロブコール
c 陰イオン交換樹脂
d クロフィブラート系
e ニコチン酸
f イコサペンタエン酸エチル
☝️薬剤による副作用はまたの機会にm(_ _;)m