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隆起性皮膚線維肉腫罹患から再起への選択

Vol.239 xunの健康まめ知識〜いまさらだけど〜拾七の巻

ご訪問有り難うございます。少し間が空きましたが、今回のまめ知識は『骨粗鬆症』についてです。

骨粗鬆症


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概念…高齢者に多い寝たきり状態を起こす骨折や脊椎変形の原因

骨粗鬆症とは)

骨量減少が生理的老化よりひどく、骨折・椎体変形及び腰背痛などの臨床状態を呈する状態

・一般的に骨量が減る→骨減少症

・コラーゲンタンパク(基質)にカルシウム・リンの結晶の比が一定のまま両方減る→骨粗鬆症👉硬かった石が軽石のようになった

 

〈症状〉

骨折しやすのは、肩 手首 腰 大腿骨

〈チェック〉

①腰痛

②背骨が丸くなる

③身長が縮む

上記にあげた症状が現れてくるのは、女性の場合50歳を過ぎてから、男性のは場合は70歳を過ぎてから始まる人が多い。

患者数としては女性で65歳以上の約1/2、男性では80歳以上の約1/2の人が骨粗鬆症と言われ、平均で65歳以上の1/3の人が骨粗鬆症にかかっている事になり、推定500万人もの骨粗鬆症の高齢者がいることになります。

〈危険因子〉

骨粗鬆症にかかりやすい人のリスク要因は、運動不足・アルコールの多量摂取、コーヒーの多飲や中年以降の女性ホルモンの急激な減少があげられてます。

〈治療〉

薬物療法

(a)女性ホルモン(エストロゲン)の投与

・骨吸収抑制作用、閉経後あるいは卵巣摘出後3〜6年以内でないと効果が認められない。

薬物療法ではありませんが、女性ホルモンと化学構造が似ている物質として大豆に多く含まれている「イソフラボン」が注目されています。

(b)カルシトニン

骨吸収を抑制する薬剤で、骨量の減少を抑える働きや腰背痛を軽減する効果もあります。

(c)活性型ビタミンD

腸管からのカルシウム吸収促進、骨吸収促進及び骨形成、細胞分化誘導

(d)イプリフラボン

副甲状腺ホルモン、活性型ビタミンDの骨吸収を抑制、エストロゲンの作用促進、カルシトニンの分泌を促進

〈予防〉5原則

①食事→バランスの良い食事を心がける

②運動→重力のかかる運動が良く、歩く事やジョギング

③日光浴→紫外線にあたり、ビタミンDの活性化を促進する

④禁煙→他の生活習慣病の原因にもなる

⑤アルコールの多飲禁止→ビール一本程度なら可

a カルシウムの吸収を妨げる食品

砂糖を多く含む菓子類、リンを多く含む加工食品(ハム・ソーセージ)、インスタント食品、食塩を多く含む食品はカルシウムの吸収を妨げます。

b カルシウムの多い食品

①野菜→小松菜、春菊、かぶの葉、大根の葉

②海産物→桜えび、ししゃも、イワシ、海藻

③乳製品→牛乳、チーズ、ヨーグルト他

④その他→ごま、豆腐、がんもどき

c ビタミンDを多く含む食品

カルシウムの吸収を促進します。

d ビタミンKを多く含む食品

骨の形成を助けるオステオカルシンというタンパク質の合成に必須です。

e イソフラボンを多く含む食品

f 運動・日光浴

1日8000〜10000歩を目標に歩く事が勧められます。