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xunの健康まめ知識、今回は高血圧についてです。
【高血圧】
[1]高血圧の概要…
生活習慣病の中でも最も患者数の多い疾患にあたります。原因遺伝子と言うものが関与してるとされており、水・Na代謝を司るレニン・アンジオテンシン系遺伝子が最も重要と考えられています。
[2]高血圧の定義
収縮期血圧が常に140mmHg以上あるいは拡張期血圧が常に90mmHg以上とされています。
[3]高血圧の種類
高血圧患者の95%以上が、今の診断法では単一の原因を特定出来ていません。このような特定出来て無い高血圧を本態性高血圧症、特定出来るものを二次性高血圧症と呼びます。
二次性高血圧の治療は、その原因となってる疾患の治療が第一義的に実施される事が重要です。
[4]血圧の分類
(1)収縮期高血圧
収縮期血圧が140mmHg以上あり、拡張期血圧が90mmHg未満の収縮期高血圧症と定義しています。
その他、白衣高血圧、難治性高血圧、食塩感受性高血圧などがあります。
[5]高血圧治療の目的と治療方針
日本人の死因第2位と第3位を占める脳血管障害は動脈硬化が関与しており、腎硬化症も高血圧が原因とされています。
高血圧の治療は虚血性心疾患や脳血管障害の発症を予防するためのもので疾患の危険因子も考慮した治療になります。
[6]高血圧症の非薬物療法
(1)アルコールの制限
エタノール換算で一日30ml程度に制限します。
(2)禁煙
禁煙しても肺がんに罹患する危険度が低下には5 〜10年を要しますが、脳卒中や心筋梗塞は禁煙後1〜2年で速攻性があります。
(3)運動療法
生体内の昇圧系を減弱、降圧系を増強
[7]高血圧の食事療法
(1)ナトリウム制限
調味料としての食塩、醤油、味噌だけでなく、うま味調味料(ナトリウム塩)にも注意が必要
(2)エネルギー制限
肥満者20〜25kcal/kg程度、非肥満者でも30〜35kcal/kg前後に
(3)高タンパク食
高タンパク食は尿中へのナトリウムの排泄を促進
(4)高カリウム食
カリウム補充療法は血圧低下を生じさせ、その効果は顕著です。
(5)高カルシウム食
(6)脂肪酸の割合
抗酸化作用のあるビタミンE、ビタミンC及びβ-カロテンの同時摂取が望ましい。
(7)運動
運動による降圧の仕組みは、交感神経活動の沈静化、末梢血管抵抗の減少、ナトリウム利尿による体液量減少があげれられる。
以上、高血圧症のまめ知識でした。次回もお楽しみに(^^)v